会長ブログ

おたすけ人は、はなし医者(繁藤月報-巻頭言 2022.11)

去る10月30日、300名以上の方々に親里にお帰りいただき、無事に御礼団参をつとめさせていただきました。ご参集いただいた皆様、誠にありがとうございました。

当日は、西境内地の草抜きひのきしん、拍子木を入れてのおつとめ、そして加古大教会長の松尾太郎先生のおかえり講話、大抽選会と充実した内容でした。中でも、松尾先生のお話は「素晴らしいお話でした」「また聞かせてもらいたい」とたくさんの方が私に喜びの感想を寄せてくださいました。私自身もお話に感銘を受けるとともに、これは信仰されてない方にも聞いてもらいたいお話だなと思いました。難しい話ではなくとも、自身が掴んだ信仰の喜びの話は聴く人の胸を打つものです。今回の聴講者は長年信仰をしてる方が多かったと思いますが、やはり皆様もそんなお話を欲していたのかもしれません。心に栄養が行き渡るようなお話でした。

逸話篇の中で教祖は、

『心の皺を、話の理で伸ばしてやるのやで。心も、皺だらけになったら、落とし紙のようなものやろ。そこを、落とさずに救けるが、この道の理やで。』

天理教教祖伝逸話篇四五 心の皺を

と仰っています。また、『話一条はたすけの台』と教えられていますが、昔はお道のおたすけ人のことを『咄し医者(はなしいしゃ)』と呼んでいたといいます。まさに松尾先生が医療の医者であるとともに、咄し医者でもあるなと感心しました。今後もこのような素晴らしい〝生きた話〟を聞ける場を度々つくっていこうと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。

ちなみに私自身も会長になってから、毎日夕づとめ後に「夕席(ひとこと話)」をしています。まだまだ「咄し医者」には程遠く、お話の内容を考えるだけで毎日必死になってる状況ですが、いつもお話をするたびに、自分の口に出したからには身に行わないといけないなという気持ちになります。信仰というものは、お話を聞いては改め、聞いては改め、日々だんだんと心を掃除して、磨き上げて通らせていただくものだとお教えくださっています。いよいよ始まる三年千日の道中も、お互いに日々心を磨き上げ、一歩でも教祖のお心に近づけるよう歩ませていただきましょう。

  立教185年11月1日
   天理教繁藤大教会長
   坂 本 輝 男

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